ドイツで正社員になれた話
引越してきた頃。
去年、2016年12月19日
1mmもドイツ語を理解できない状態でヤンの住んでいるドイツに移住。
(ヤンは7月に東京の大学で交換留学を終え9月末に一足先にドイツに帰っていた。)
年末の楽しい雰囲気に浮かれて仕事探しは来年からーなんて考えていたけど、
2週間なにもせずに生活していると
頭が狂いそうになるんですね!!
貯金も少しはあるけど、
親からもらった選別も少しはあるけど、
それも確実に減ってきているし、
ドイツ語ゼロだから
仕事をしたくても見つけられる可能性はすごく低かったのが現実。
ヤンの周りの友達は何とかなるよ。大丈夫。って言ってくれていたけど、
何もしない生活がつらい。
いろんな飲食店に仕事探しに言ったけど、言葉の壁にぶち当たり跳ね返される。
先が不安になる。生活態度が荒れる。
こんな私を支えてくれていたヤンに感謝です。
転機
1月半ば
ヤンが夕方一人で出かけていて、あたしが家にいたとき
ヤンから電話がかかってきた
「家の近くの通りに新しくパン屋が開くみたいなんだ。工事中のお店にオーナーがいたからちーちゃんが仕事探してること言ったら、是非一緒に話しようって言ってくれたよ!アメリカに住んでいたこともあって英語でも全然問題ないって!」
えぇ!!!まさか!!
こんな電話がかかってくるなんて!
あたしは驚きとドキドキが重なり合い
嬉しさがこみあげ、もうどうしたらいいか分からなかった!
「とりあえず早く帰ってきて!詳しい話聞かせて!」
ヤンが帰ってきて、
「ちーちゃんはすごいハードワーカーだからってお勧めしたんだよ!」
と言ってその人の電話番号をくれた。
やんすけ、ありがとう!!!!
電話するのもドキドキする!
パン屋で働きたかったのは本当。
実は日本にいるときにパン屋で3年くらい製造の仕事をしていたので、経験は活かせると思ったし、体力にも自信がある!
その日はすでに夜だったので後日電話をかけなおした。
3日くらい電話に出ない日が続いたけど、
しつこくかけ続けた。
せっかくのチャンスを逃したくない!
やっとかかった!
うん、ヤンから話は聞いたわ。何日の18時に家に来て。と。
家で面接!?
念のためヤンも一緒に来てもらうことにした。
面接の日
ご自宅に伺った。
豪華なアンティークの家具に圧倒されながらも室内へ案内される。
オーナーとオーナーのお父様も同席。
ヤンには、自信で!自分をアピールしないと仕事もらえないよ!と言われていたので自己紹介後、自分の経験を生かしてお手伝いできると思います。などと付け加えた。
なんとなく好印象を持っていただけた様子。
さらっと、面接みたいな話は終わり、
オーナーとお父様、ヤン、の三人はドイツ語で健康食品やスポーツなどの話で盛り上がる。30分くらい3人の会話を聞くだけ。
採用
終盤に、明日からでも働けますと伝えたら、じゃまた明日。って、
こんな感じで契約が決まった。
1月末に店舗がオープンした。
最初はmini jobの契約にサインしたんだけど、結局毎日6, 7時間働いてあっという間にいろいろ任されるようになり
4月になってから、ポケットマネーで払うには大きい額だからもう正社員として雇うねと言われ、保険や年金も加入し週40時間の契約に決まった。
忙しい日々が始まり、正社員になるまでトントンと話が進んだ。
この仕事を見つけてくれたヤンには本当に感謝。
まずはアタックすることが大切!
世の中のボスたちは忙しくて連絡する時間なんて無いから、こっちから働きたいアピールをすることが大事!